水耕と土栽培の比較実験がしたい(小学生からの質問)

 こんなご質問いただきました。

私は小学校4年生です。
トマトがあまり好きではないので、自分で育てたトマトならば好きになれるかな〜と思って、土に植えるものと、水耕栽培で育ててたものとで、味の違いを観察してみようと思っています。
装置は高くて買ってもらえないので液肥だけ買ってもらって、ペットボトルの要領で水耕栽培に挑戦しようと思っています。
一日中日が当たる場所に、ペットボトルを置いておいても、液肥は腐らないのですか?
液肥が暑くなって、根が腐ったりしないのですか?
それとも室内で栽培したほうがいいですか?
教えてください。

ぜひぜひお金をかけず植物の生育実験、観察をしてください。

ただペットボトルの簡易水耕は根の張るスペースが小さいのでトマトを育てると余り大きくなれません。
できればもっと大きな容器で試してみてください。簡易水耕の注意点
大きな容器になると今度は水はけが悪くなって根腐れの危険があるので
鉢底石を底に入れるといいですよ。

ちなみに我が家でも加工しやすい発泡スチロール(スーパーでタダで手に入れました)で
簡易水耕とホームハイポニカとの比較実験をしています。
結果はまたご報告しますね。

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ペットボトルの液肥が腐らないか?
確かに長期にたまったままの状態では液肥は傷んできます。
でもその液肥に直接根が接している訳ではありません。
根腐れを発生するのは根のある場所の水はけが問題になります。
ペットボトルの上部の水はけが良ければ問題ありません。
簡易水耕の注意点

栽培中注意してもらいたいのは下の液肥が上部に届かないようにすること。
上部の空気の層がなくなり根腐れを起こします。
簡易水耕の注意点

下の部分の液肥は暖かくなると傷みやすくなりますが、
暖かいと植物の吸収が旺盛なので傷む前に新しい液肥を入れる
ことになる場合がほとんどです。

液肥が暑くなって根が腐ったりしないですか?

そうですね。
温度自体で根腐れを起こしやすくなる可能性はあります。
周りを発泡スチロールや銀色の反射マットなどで覆ってあげてください。


室内で栽培した方がいいですか?

いえ、ぜひぜひ光のよく当たる場所で栽培してください。
よく窓辺の明るい場所なら暑くならないしいいのでは?と言われますが、
人間の見た目で明るく感じる窓辺の明るさは、
屋外の光と比較すると実際にはとても少ないです。
植物は光を浴びて光合成をして生長します。
とにかく光は多いに越したことはありません。

また夏場は太陽高度が低いので直接葉に光が当たらないことが多いです。
室内と屋外の光
温度が低すぎて枯れてしまうくらいなら屋外より室内がいいですが、
それでも葉に直射日光が当たることが室内栽培の条件です。
室内と屋外の光


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ちなみにペットボトル水耕はこんな具合。
ペットボトル
2リットルのペットボトルを二つに切ってフェルトとプチプチ緩衝材を用意。

ペットボトル
このように重ね上部にバーミキュライトを入れる。
詳しくはこちらのページで水耕栽培を手軽に始めるには

3/13小松菜

3/13小松菜

ホームハイポニカで育てた小松菜が右ですのでペットボトル簡易水耕では少し生育が劣ります。

トマト・ミニトマトの寒さ対策


 トマト、ミニトマトに青い実がたくさんついているけど、寒さでダメになりそう・・・。
どうしたらいいのだろう?
そんなご質問があります。

方法はいくつかあります。
‘当りの良い室内の窓辺に移動する
日当りはないが暖かい室内に移動する
0榮阿任ないのでビニルハウスで対応する
ぅ咼縫襯魯Ε垢貌らないので簡単に防寒する
ゼ造凍る前に青いまま収穫して室内で赤くする
この順番にできる範囲で対応してみてください。
それぞれの説明は以下をご参照ください。

‘当りの良い室内の窓辺に移動する
装置(鉢)ごと移動ができ、日当りの良い室内の窓辺環境があればベスト。
冬でも継続して栽培ができます。
移動するタイミングは11月くらい。
地域によっても違いますが、
窓辺でよく光が当たるといっても屋外の光に比べると日照はとても少ないです。
できるだけ屋外の光に当ててあげて育て、
最低温度10度を切って生育が緩慢になる前に移動してあげましょう。

その際の注意点ですが、本当によく陽が差し込んでいるか確認してください。

明るい窓辺と陽が差し込む窓辺では植物の生育は全く違います。
実を太らせるには充分な光が必要です。
観葉植物などは間接的な光で育つ植物もありますが、
実をつける野菜は葉に直射日光が当たることが必須条件です。
あと、ミニトマトなら室内の窓辺の陽射しで実をつける実績がありますが、
トマトのように大きな実を太らせるのは窓辺では難しいかもしれません。
それでもよく陽が差し込むとある程度屋外の陽射しで育った実は
収穫までたどりつく可能性があります。

日当りはないが暖かい室内に移動する
日当りがない場合、次第に葉が黄色くなって生育は止まり
最後には枯れてしまいますが、
これまで着けていた実が室内の温かさで赤くなります。

でも全ての実を赤くすることはできないです。
移動の時期は地域によりますが、最低温度5℃を切ったあたりから
トマトやミニトマトは生育が止まってしまいます。
それまでは屋外でできるだけ光にあててあげてください。
室内に移動してからは充分な光がありませんから、
味はどうしても薄くなりますが室内の温度で実が赤くなります。
実が赤くなる条件についてはこちらで詳しく説明しています。
それでも実だけとって室内に入れるより、株ごと移動できる方が、
葉や植物に残っている糖が実に転流しておいしくなります。
移動できるのであれば株ごと移動する方が断然おいしくたくさん収穫できます。

0榮阿任ないのでビニルハウスで対応する
大きく育つと室内に移動できない場合が殆どですよね。
その場合、市販のビニルハウスに入れてやると栽培期間を伸ばすことが出来ます。
でも、ビニルハウスは光の当たっている昼間の温度を上げる効果があるに過ぎません。
昼間の温度があがるだけでも実を赤くするのを早くすることができますが、
夜間の温度は同様に下がります。
当店取扱のビニルハウスでの温度変化データハウスの温度変化
霜や雪よけ、冷たい風が直接当たるのを防ぐだけでも随分栽培期間は
伸ばすことができますのでビニルハウスがないよりある方が断然良いですが、
それだけで冬を越すのは難しいと思います。
氷点下になるとトマト、ミニトマトは枯れてしまいますので(詳しくはこちら)、
枯れる前にイ諒法で実を室内に移動してください。
でも、もしかするともしかすると、地域や環境条件によっては何とか越冬するかも?
ダメもとで挑戦してみるのもひとつです。

ちなみに当店で扱っている簡易ビニルハウスはこれです。
実がついてるくらい大きくなったトマトやミニトマトは入らないかな?
簡易ビニルハウス
詳しくはこちらから

ぅ咼縫襯魯Ε垢貌らないので簡単に防寒する
ビニルハウスと言ってもちょうどいい大きさがなかったり、
生長した後に入れるのは難しい場合がほとんどですよね。
でも室内にも移動できないし・・・。
そんな場合、霜・雪・冷たい風が直接当たるのを防ぐ目的で
ビニルをかけてやるだけでも少し栽培を伸ばすことができます。
トマトやミニトマトは葉が霜や雪、冷たい風で凍ることで枯れます。

詳しくはこちらをご覧ください。
そうなるのを少しは防ぐことができ、すこーし栽培期間を延ばせます。
でも冬を越すまでは厳しいと思います。
ですが実が凍る前に以下のイ梁弍で青い実を室内に移動させてあげてください。

ゼ造凍る前に青いまま収穫して室内で赤くする
上記のように氷点下を切ったり、霜や雪、冷たい風で実が凍ると
その後に暖かい室内に移動してもその実は赤くなりません。
そうなる前に青い実を収穫して室内に移動することで
ある程度育っていた実は数日で赤くなり食べることができるようになります。
トマト・ミニトマトが赤くなる条件については詳しくはこちらから。
また青い実もトマトのピクルスなどにして食べることができます。
クックパッドでのトマトのピクルスの紹介はこちら。
青トマトのジャムの紹介はこちら
ぜひ最後まで楽しんでみてください。

ハイポニカのイチゴ栽培

 ホームハイポニカでイチゴ栽培ができますか?
こんな質問があります。
もちろん栽培はできます。
できるのですがイチゴの根の性質が今のホームハイポニカの機能には
あまり合っていないためにトマトや他の野菜ほど土栽培に比べて
飛躍的によく育つといった具合になりません。

イチゴ栽培の事例としてはこんな感じになったことがあります。
イチゴ栽培
たくさん実をつけるのですが、一度実をつけると次の実があまりなりません。

イチゴの苗はこんなかっこうをしています。
イチゴ苗
真ん中のクラウンという場所から根が発根します。
トマトやキュウリのような野菜の根は初めに伸びた根がどんどん先に伸びて
広がって根が増えていきますが、
イチゴの根は古くなった葉を取り除いたクラウン部分から
新しい根を伸ばし、上から上から根を下ろして
根が土に伸びる力でこのクラウン(株元)部分が
土の中に沈みこんでいきます。
イチゴ苗
しかしホームハイポニカでは土がないので、
このようなクラウン(株元)の沈み込みがうまくできず、
最初の根は元気に伸びるのですが、
後の根がうまく伸びてくれません。
イチゴ苗
上図のようにクラウンがパネルの上で倒れこみ、
新しく元気な根が増えてくれない傾向にあります。

イチゴは実を太らせるとその時の根は傷む傾向にあり、
次の花芽の実は次に新しく伸びる根で太らせるようです。

そのためホームハイポニカでのイチゴ栽培では最初にしっかり伸びた根で
最初の実をたくさん太らせるのですが、その後新しい根が増えないので、
次々とイチゴの収穫を楽しむといったことが難しい傾向にあります。

その問題を解決するために通常のスポンジではなくロックウールを利用して
イチゴ苗を定植することをお勧めしています。
その方がイチゴの根が伸びやすいようです。
イチゴ苗定植

ロックウールを利用すると通常のホームハイポニカ501型のパネルでは
穴が小さすぎます。
それを解消するためにホームセンターなどで発泡スチロールの板を購入し、
四角い穴を切り抜いて定植する方がいいようです。
イチゴ苗定植

また、イチゴの根は濃い肥料を嫌がる傾向にありますが
そもそも500倍濃縮は薄い設定になっています。
ハイポニカの肥料濃度についてはこちらで説明しています。

またそれ程蒸散ばかりする夏の栽培ではないので、
濃度の上昇も少ないですから500倍の希釈で栽培いただければ大丈夫です。

あとは酸素の要求度が高いとも言われています。
パネルと液肥がぴったりくっつく状態よりも隙間があって
その隙間の根が酸素を吸収できるようにするとよりよい環境つくりができます。

現在私店長もイチゴ栽培の研究中です。
もっとイチゴ栽培を楽しめるように実験を繰り返してまた情報を提供できればと
思っています。
今のところは子供がイチゴ狩りをベランダで楽しむ程度には栽培できます。
イチゴ狩り

甘くておいしいイチゴができますので
上記の注意点をご参照の上でぜひ楽しんでみてください。


春菊の鉄欠

 春菊はよく鉄欠を起こしやすい植物です。
鉄欠?
鉄を吸えなくて葉色が薄くなったり、葉脈が目立つ症状です。

春菊鉄欠
左:サラダ菜 中:春菊 右:小松菜
春菊の葉色が薄く葉脈が目立つ状態がわかりますか?

こうなると葉が光合成などの役割を充分果たせないので
生育も少し悪くなります。

春菊はどうもこの症状が出やすいです。
液肥(培養液)を入れ替えるのもひとつの方法ですが、
肥料濃度を500倍でなく250倍にしてもいいと思います。
※このような症状がなければ500倍で栽培してもらって問題ありません。

実はこの500倍の濃度、本来理想とされる肥料濃度の半分で設定されています。
その詳しい理由はこちら 肥料の濃度調整 肥料の追加方法 
ですがpHなど微妙な影響を受けやすい春菊はどうしても鉄の欠乏症が出やすいので、
250倍の濃度で鉄の量が充分あるようにして栽培すると改善されます。
濃くなりすぎないか?という心配もありますが、
トマトやキュウリなどと違ってそれほど長期間栽培をしません。
なので最初から250倍で栽培していても濃くなりすぎて問題になるほどにはなりません。

液肥(培養液)の入れ替えは必要?

 水耕栽培では液肥(培養液)の入れ替えは
どの位のペースでするといいのですか?

そんな質問がよくあります。
答えはホームハイポニカにおいては基本的に「不要」です。

水耕栽培にはいろいろな方法があります。
その中でホームハイポニカは湛液型循環方式で、
常にポンプで液肥を循環させています。
ハイポニカ循環図
川の水が腐らないように常に循環しているホームハイポニカでは
水の腐ることに関して液肥(培養液)を入れ替えする必要はありません。

水耕栽培の種類やその違いについてはこちら

あとは栽培を続けるうちに肥料の組成バランスが崩れてきます。
バランスが崩れた時には液肥(培養液)を入れ替える必要がありますが、
家庭で野菜栽培などを楽しむ上では3ヶ月〜半年くらいの栽培です。
この期間に液肥(培養液)を入れ替えが必要な程
肥料のバランスが崩れることはそれ程ありません。

ただ、いろいろな条件の中で生育の調子が悪い場合、
液肥(培養液)を入れ替えることで元気になることもあります。
どんな時に入れ替えればいいか?
それはいろいろな場合によるのでまずはご相談ください。
ごきげん野菜バナー2


ホームハイポニカの液肥更新の方法は次回説明しますね

株元の培地(スポンジ)が緑になるのは大丈夫?

 よくある質問に
「株元の培地(スポンジ)が緑になるのですが大丈夫でしょうか?」

こんな感じですよね。
501株元緑601株元緑

結論から言うとあまり気にしなくても大丈夫です。

この緑のものは何か?
藻です。苔じゃないですよ。
肥料分のある状態に光が当たるとどうしても藻が発生します。
この藻が植物に悪さをすることはありません。
肥料分を吸っていますが、微々たる量ですので、
培地(スポンジ)が緑になるくらいで植物の生長に影響するほど
肥料を消費していません。

でも問題があるとすると、
この緑の藻ではなく、培地(スポンジ)がじくじくしていること。

本来培地(スポンジ)は発芽のために水分が必要ですが、
発芽して根が培地(スポンジ)下の液肥に届けば、
その後は乾燥している状態がベストです。
株元1
そのために果菜類のスポンジは緑の培地と黄色の培地の二つにし、
上図のように緑の液肥に浸かって、黄色は乾燥する状態に設定されています。

株元2
装置が水平に置かれていなかったり、
水位調節管の高さが高かったりすると、黄色の培地がぬれてしまいます。

株元3
そうすると、黄色の培地は液肥を吸収します。
でも表面からは水分だけを蒸発します。

株元4
すると水分だけが蒸発して、植物の株元に
肥料分が蓄積してしまうのです。

株元5
すると株元が高濃度の肥料で傷むことがあります。
アラ塩をすりこむような状態と想像してもらえればいいでしょうか?

ただ、家庭菜園で半年くらい栽培を楽しむ程度なら
この株元の高濃度の肥料で極端に生育が悪くなるほどではありません。
なのであまり気にせずそのまま栽培されても、
いずれ植物が大きくなって培地が影になり、
藻もあまり増えず、蒸発も減ります。

でもどうしてもきになる方は以下のようにビニルで株元を覆ってもいいです。
株元6
トマトやミニトマトを長期で栽培したい方はこのようにすることで
株元の傷みを妨げ、より長く元気に育てることができます。
覆う場合は、苗がしっかり20,30cmに大きくなってからでも遅くありません。
早すぎると覆う時に小さな苗の茎をいためることがあるので、
大きく育ってから覆ってみてください。


トマト・ミニトマトの着果

 トマトやミニトマトは暑い季節の野菜
暑さにとっても強いイメージがありませんか?

でも実はトマトやミニトマトの花は暑くなりすぎると着果しにくくなるんです。

ミニトマト花高温障害1
これはミニトマトの花
きれいに開ききっていないですよね。
これは高温障害の状態です。

梅雨明けまでなら自然に風が吹いたり、虫が来たりで勝手に着果していたのが、
暑くなると花粉の状態が悪くなって、風が吹いても虫が来ても着果しにくくなります。
それを知ってか?ミニトマトなどはやたら花を咲かせます。
「数撃ちゃ当たる」って思ってるんですかね?
やたら花が咲くけど着果するのはわずか・・・。
ミニトマト花高温障害3
1つの花房でこんなに咲いてます。
でも着果していないでしょう?

こんな高温障害の時はどうしたらいいか?
まずトマトトーンでホルモン処理をしましょう。
園芸店やホームセンターで販売されています。
植物ホルモンで霧吹きで咲いた花に吹きかけると、
受粉した時に起こる刺激と同じ刺激となって着果します

あと重要なのはこのホルモン処理をする時間帯。
早朝のできるだけ涼しい時間帯にしましょう。
朝の涼しい時間帯ならまだ花の状態がいいんです。
暑い時間帯になってしまうと花がほんとにダメになって、その後ホルモン処理をしても着果しにくくなります。

それでも高温期には全てが着果する訳ではありません。
地道に早起きして処理してくださいね。

それともうひとつ注意点。
ホルモン処理はできるだけ花だけにかかるようにしてください。
毒ではありませんがホルモンです。
花にとっては効果のあるものですが、
葉や生長点にかかると葉が縮れたり、生長点が伸びなくなったりします。
もちろん少量かかるだけなら問題ありませんが、
大量にかかると枝葉に悪影響があるので注意してくださいね。

液肥の上昇、冷却方法

常連さんから以下の質問がありました。
ハウス内での栽培で真夏8月にトマト、キュウリを植えたばかりの状況です。

培養液の温度上昇が激しく、303型でも液温が35度くらいになってしまいます。
そのため、日中は、葉が萎れて、元気がありません。
根が酸欠状態と思われます。(培養液の濃度は、EC値で1.3付近に管理しています。)
そこで、培養液用のクーラの設置事例を、ご存じでしたら教えてください。


液温が上昇すると温度そのものでも植物は弱ります。
更に液温上昇で酸素の飽和量が減るため酸欠にもなります。
更に今回の場合は小さな苗。
温度上昇によるダメージが大きいのです。
春から植えた状態なら気温の低いうちに枝葉が伸びてその枝葉で装置が日陰になります。
更に、液肥の吸収が激しいので新しい水が次々追加される形になり、それ程温度上昇しません。

いろいろな条件が重なり、苗が弱っている状況です。

では質問の液肥冷却の事例ってどんなのがあるか?

溶存酸素がの上昇は植物にとっては非常に条件が悪くできれば冷却したいところです。
しかし、光が当たる条件で液温を冷却するにはかなり大きな冷却装置が必要で、
ランニングコスト(電気代)の負担も大きくなります。
そのため家庭菜園を楽しむ中で冷却システムを導入した事例は把握していません。
 
家庭菜園以外の現場で利用している事例は数ヶ所知っています。
具体的には観光農園です。
第三セクターの観光農園だったので初期費用は大きな設備導入の一部、
ランニングコストもいろいろな電気代の中に埋もれていました。
その施設で利用していたのは熱帯魚用の冷却装置でした。
ですが、そもそも屋内で使用する熱帯魚用の冷却装置です。
日の当たる温室内の液肥はどんどん温度上昇。
昼間は常に稼動している状況ですがなかなか液温は下がりませんでした。

あとは農業の現場での利用。
この場合は大きな冷却装置を利用します。
3〜10馬力のチラーやヒートポンプです。
ですがこれも初期投資、ランニングコストがかかるため、タンク内に長いホースを入れ、
ホース内に井戸水を流しいれ、暖まり出てきた井戸水は溝に流し捨てる方法もとられています。
チラーなどの冷却装置程の冷却効果はありませんが、
無料の井戸水を利用することで初期投資もランニングコストも下げ、
液肥を冷却することができる方法です。

何れの場合も液肥を直接冷却装置で冷やす方法はとりません。
理由は液肥内の肥料が冷却装置を壊したり、
細かい配管内を肥料の結晶化でつまらせることになるためです。
冷やした液体をパイプやホースを通して液肥内を間接的に冷やす方法がベストです。

以上が冷却の事例ですが、家庭菜園の現場でどうするのが良いか?

高額な熱帯魚用の冷却機を購入される前にまずは断熱をすることをお勧めします。
ホームセンターなどで厚めの発泡スチロールの板を購入し、
苗がある以外の部分を大きく覆い、
更には銀色の車のサンシェードなどで表面を覆うことで装置内の液温上昇を抑えることができます。
 ※これらで覆うのは液温が上昇する前の早朝にお願いします。
液温が上昇した状態で行うと保温してしまいます。

それでも液温の上昇が激しい場合は、ホースを介して水道水を流し入れて冷やす。
できるだけ細い管(ホース)を長く装置内に入れてチョロチョロ流し入れる。
暖まった水を捨てるのは勿体ないので、可能であればどこかに貯めて水耕栽培の補給用、
お風呂や洗濯に利用できれば理想ですね。


          

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